薪ストーブとしての基本性能の高さに ダッチウエスト伝統の使いやすさをプラス

着火、薪の補給に役立つバイパスダンパー
リーンバーン燃焼という最新の燃焼方式を採用しているエンラ イトですが、ダッチウエストらしさが随所に光っています。たとえば、 再燃焼室をもつ薪ストーブには、なくてはならないバイパスダン パー。バイパスダンパーを開いて、空気の流れを燃焼室から直接煙 突に抜けるようにすることで、新鮮な空気が勢いよく流れ込み、着 火したての不安定な状態を安定燃焼させるように強力にサポート します。また、薪の補給時にもバイパスダンパーは威力を発揮しま す。燃焼効率を上げ、しかも燃料消費を極限までセーブするため、 三次燃焼室や四次燃焼室は空気の流れを緩やかにしてじっくりと 燃焼しています。そのときにドアを開けると大量の空気が燃焼室に 入り込みます。逃げ場のない燃焼室の空気は、煙とともに室内に漏 れ出ようとします。そのような状態のときにバイパスを作って、煙突 に煙を直接導くのがバイパスダンパーの役目です。
この他にも使い勝手の向上を考えて、灰受皿専用のドアを設け てあります。燃焼室底部のグレートから落ちるサラサラの灰を、燃 焼中でも取り出すことができる仕組みとなっています。
暖房方式は、室内を理想的に暖める複合式
エンライトは、ダッチウエストの伝統ともいうべき暖房方式“複合 式”を採用しています。一般の薪ストーブは、輻射熱式か対流熱式 のどちらか一方を採用しています。輻射熱式とは、薪ストーブ本体 から発する熱エネルギーによって直接暖める方式です。ですから、 近くほど暖かく、薪ストーブから離れれば離れるほど寒くなります。 また、対流熱式とは、本体の側面や上面、背面を二重にしてその間 に空気を通過させて暖め、その熱風を生かして部屋中を循環させ る方式です。
これに対して複合式は、輻射熱式と対流熱式の双方の長所を併せ もった暖房方式です。一重構造の正面と側面からは絶え間なく輻射 熱が放出され、二重の鋳物の間にある空気層からは熱風が作られ、 上部吹出口から吹き出して熱循環を作り出します。この複合式に よって、薪ストーブの近くから室内の隅々にまで暖かさが均等に行き 渡り、しかも熱循環を繰り返しています。室内を暖めることでもっとも 重要なのがこの“熱循環”です。暖かさが一か所に溜まってしまった のでは、室内を暖める暖房器具としては役不足なのです。
エンライトは、この理想的な、熱循環を繰り返しながら近くを輻 射熱で暖める薪ストーブです。部屋のどこにいても、たとえ揺らめく 炎が見えないような場所にいても、暖かさを感じることができるの です。