FA265 – FEDE RAL

輻射熱と熱循環の長所を兼ね備えた理想的な暖房システム

FA265

遠赤外線の効能

鋳物製に限らず、鋼板製やストーン製の薪ストーブでも、燃焼室内で生まれた熱を外皮である鋳物や鋼板、ストーンに一刻も早く伝達して蓄熱し、そこから放射される熱線によって私たちは暖かさを感じます。その正体は赤外線ですが、とくに鋳物から放射される赤外線は波長が長く、“遠赤外線”と呼ばれています。赤外線では到達し得なかった身体の肌の奥にまで浸透することがわかっています。  つまり、焚き火や暖炉などで直接的に火のエネルギーを受けた場合、確かに暖かいのですが、体の芯まで温まる感じがしません。これは、ガスや石油による暖房でも同じです。それらの暖房器具も赤外線によって人体を暖めますが、スイッチを消すと室内の気温がみるみる下がり、肌寒さを感じてしまうのです。これに対して、フェデラルコンベクションヒーターの分厚い鋳物からゆっくりと放射される熱線は、波長の長い遠赤外線のため、肌の奥深くに熱を浸透させます。  たとえば、暖房のきいた暖かな部屋から、雪の降る寒い外に新聞を取りに行くとしましょう。石油ストーブやガスストーブの部屋から出ると、コートを着なければ一瞬であっても凍えてしまいます。ところが、薪ストーブの焚かれた部屋から雪の降りしきる外に出ても、新聞を取りに行くくらいならば寒さを感じることがありません。これが遠赤外線の大きな特徴です。

トリパワー燃焼システムで、さらに暖かく、クリーンに

理想の薪燃焼システムは、キャタリティックコンバスター(触媒装置)によって実現しました。自動車の排出ガスではスタンダードとなっている触媒装置ですが、これを薪ストーブに応用したことによって、一足飛びにハイレベルな薪ストーブが生まれたのです。  三次燃焼室に納められているキャタリティックコンバスターは、220℃から効きはじめて高温を発生しますが、その直下にある二次燃焼室をも熱し、相乗効果によってさらにクリーンバーニングが加速されます(これに一次燃焼室の燃焼を加えて3つの燃焼パワー“トリパワー燃焼システム”といいます)。電力等の人工的な動力をいっさい使わず、ここまで薪ストーブの効率を上げられるのは、トリパワーによる燃焼方式を採用しているフェデラルコンベクションヒーターとセネカ・セコイアだけです。  このトリパワーによって、煤やクレオソートなどの汚染物質の量は、バッフル板による従来の二次燃焼システムの薪ストーブに比べて10分の1以下です。部屋の隅々にまで心地よい暖かさをもたらし、地球環境にダメージを与えないクリーンな排気ガスを出すフェデラルコンベクションヒーターは、燃焼システムや複合型システム、トリパワー燃焼方式といった個々のシステムが理想的に融合した薪ストーブであるといえます。

フェデラルコンベクションヒーター一台で全館暖房が可能

薪ストーブ本体から放出する熱を“輻射熱”といいます。この放熱は、熱源の近くは暑いと感じるほどなのですが、薪ストーブから離れた場所や薪ストーブが近くても直接見えないような場所では遠赤外線の効果が発揮できません。  アメリカ生まれのフェデラルコンベクションヒーターは、広い室内全体を暖めることを前提に開発されました。それには輻射熱だけではカバーしきれなかったのです。そこで考えられたのが対流熱を利用したシステムです。対流熱は、薪ストーブの近くはそれほどあたたまらないものの、暖気を対流させる構造になっていて、部屋の隅々にまで暖気を運ぶことができます。  このように、輻射熱と対流熱は、ともに異なる特徴があります。ダッチウエストは、熱い鋳物による輻射熱で近くを暖め、本体を二重にすることで、その間から室内に熱風を絶え間なく供給し続けるという、双方の良い部分だけを採用した“複合型システム”を開発し採用しました。